生活文化研究所

Dr.リフォームの『ちょっといい話』


Episode 6

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「塗り替えたから、当分は大丈夫!」
と思っていたのに、どうして?/瀬谷区 M邸


「ん? いい塗料を使っているお宅だな」──Tさん邸のリフォームが着工される当日、ご近所にあいさつに伺っている折、Mさん邸を見たときの印象でした。


あいさつに出られた奥様は快くご了解くださり、ご自宅を一年前にリフォームされたことなど、お話も聞かせてくださいました。

「当分は心配いりませんね。ただ、サイディングボードの目地(めじ)部分だけは気をつけてください。ヒビや隙間さえ出来なければ大丈夫ですから・・・」

ところが後日、Mさんは私が指摘した言葉が気になり、さっそく目地を点検されたとのこと。すると〈目地にヒビ割れが出来ている!〉──


連絡をいただき、その原因を調査してみると、下地処理が不完全だったためと判明。これは施工が悪いのではなく、施工業者が新しい商品(塗料)の特性を知らずに施工した結果によるものと思われました。

Mさんはその施工業者に連絡したものの応答がなく、悩んだあげく、思いきって私どもにリフォームの全面的なやり直しを希望され、目地部分のきめ細かな作業とともに使用塗料の説明を万全にし、1か月後に完了しました。

このMさん邸の場合、塗布箇所(外壁の種類や木部・鉄部、目地部分など)によって下地処理の方法が異なるという施工業者の知識不足が起因したもので、そのためにMさんは、この1年で2回の工事をすることになり、大変高額なリフォーム代金を支払うはめになってしまいました。