生活文化研究所



 たとえば、どんなに新鮮かつ良質の食材であっても、その食材の持ち味を殺してしまっては、せっかくの料理は台無しです。これが「プロ」と「アマ」の違いです。きちんとしたレシピと、それを調理する料理人の「知識と経験、そして創意工夫」があって初めて、心のこもった美味しい料理ができることはいうまでもありません。  
 料理と同様に塗装工事も
1. 塗料メーカーの研究開発に基づいた最新の『施工仕様の遵守』
2. 屋根や外壁の素材と塗料に対する十分な『知識』
3. 経験と勘はもとより、新素材を使いこなす『技術の学習』
以上の「3つの条件」が揃って初めて、その塗料が持つ特性を十分に引き出すことが可能になるのです。



●お隣と同じ塗料を使ったはずなのに、もう剥げてきた……
●「10年は大丈夫」と言われたのに、2〜3年で剥がれてきた……

などのお客様の声をよく耳にします。これらは、いずれもこの「3つの条件」に適合していない場合が多く見受けられます。

 業者に診断を依頼し、その結果、一方的な業者の話や施工見積金額に惑わされて決めてしまうのではなく、「どんな仕様が適しているのか」の十分に納得のいく説明を受け、契約後はその仕様に基づく施工を守っているかどうかをチェックすることが大切です。また、契約に際しては、その業者の評判、実際に施工した現場見学、あるいは工事完了後の『品質保証書』を発行しているかどうかなどアフターに対する姿勢をきちんと示しているかどうかも、よく見極めることです。


●生活文化研究所発行の品質保証書


 車やハンドバッグのように、その『物』自体に価値がある商品と異なり、外壁や屋根塗装などのリフォームは契約後の『施工』という現場工程を経て初めて商品としての価値が生まれます。そのため、施工に対する不満などトラブルは絶えません。
 その原因のほとんどは、「施工における仕様遵守を怠るため」にあります。同じ材料を使用しても、経験と勘だけに頼って、その材料の持つ品質の特性を活かす工夫がなされていないために起こるケースも多く見られます。
 例えば外壁塗装の場合、「下塗り」をしてから「中塗り」を重ね塗りするまでの乾燥時間を“インターバル”といいますが、通常は4時間以上(気温20℃の場合)が必要です。しかし、実際には、現場の進行状況で判断されているのが現実です。木部を接着する家庭用木工用ボンドでも、説明書に指示されている乾燥時間(インターバル)を取ることを怠れば十分な接着効果を発揮できず剥がれやすくなり、接着剤としての商品価値(効果)を殺してしまうことと同じです。

 では、なぜそのような『不良施工』(実際には工事完了後3〜5年ほど経過しないと症状が出てこないので、それまで気付かないケースも多い)が行われるのでしょうか。
(1) これは、施工費全体の中で一番大きな割合をもつ職人の人件費を削減して利益を得ようとするため、工期短縮をはかろうとする。これが、不良施工の最大要因となっています。
『同じ材料で、うちは半値で施工しますよ』などという業者は、この典型といえるでしょう。
(2) また、メーカーの研究開発が進み、改良される材料の特性を熟知できず(知識不足)、 どんなに腕の良い職人であっても、これまでの経験と勘を頼りに、本人も認知しないところで不良施工をしてしまっているケースも多々あります。

 このように、寿命を延ばす最良施工「3つの条件」の取り組みは、施工業者の企業姿勢の違いにあるといっても過言ではありません。


 多くのトラブルに見られる原因は「事前の仕様説明が明確になされていない。それに伴って、その施工仕様に関するチェック機能も働かず無責任対応になっている」、まさに営業担当者が示す見積書(仕様の内容)と実際の施工との違いに気がついた時は手遅れとなる。業者の姿勢に責任はあるとはいえ、業者任せによる安易な考え方が、“不良施工”を招いているといってもよいでしょう。



TEL : 045(814)5444 FAX : 045(815)3466


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